「Peace Now! Nagasaki 2010」活動報告

2年 岩崎 奏
1年 伊藤 拓

この度行われた「Peace Now! Nagasaki 2010」に宮城教育大学生協学生委員会に所属する2人の学生が参加しました。

まず初めに、今回の「Peace Now! Nagasaki 2010」参加に向けてご支援・ご協力いただいた多くの方々、誠にありがとうございました。

3泊4日に渡ってフィールドワークやグループ討論を中心に長崎での原爆について学習し、各大学との交流を行うことができました。具体的には、平和祈念式典への参加や被爆地巡り、被爆者の講話、長崎大学・長崎県立大学の学生による課外ツアーと学習会、そして大討論会など、様々な活動が行われました。

その中で、私たちが学んだことは大きく2つあります。

1つ目は原爆の悲惨さについてです。今回、フィールドワークを通して様々な被災地を巡りました。そこで実際に被災した建物や木などを目にしたことで、原爆というものがどれほど大きな力をもち、被害を与えたのかということを実感させられました。

2つ目は、物事を多面的に見ることの重要さです。たとえば、平和祈念像について、人によってはそれに対して良い印象だけでなく、悪い印象を持っている場合もある、ということや、戦争被害についても日本の被害者としての立場だけではなく、加害者としての立場もたくさんあったのだ、ということがあります。今回聞くことのできた貴重なお話はよりたくさんの人たちに伝えていかなければならないことだと感じています。それらを伝え、またそれらを聞いた人が、周りの人たちもしくは後世に語り継ぐこと、この流れを作ることが自分たちの世代にできる最善のことだと思います。

これらを踏まえて、これから私たちはより多くの人に平和に向けての意識を持ってもらうため、活動をしていかなければならないと考えます。

まず初めに、上記のようなことをこれから発表していきたいと考えています。その上で、現在行っているペットボトルキャップの回収に力を入れ、組合員さんの平和への意識を高めてもらうために、その報告もきちんと行っていこうと考えています。このキャップ回収において、回収箱の個数や1つ1つの箱の大きさなどは、まだまだ改善の余地があると思っています。

そして他大学の人から得た情報を参考にして、鉛筆などいらなくなった文房具を発展途上国に寄付したり、学生の必要でなくなった洋服などを、バザーなどを通して販売し、その利益を募金として寄付していきたいと考えています。これ以外にも、被爆者たちに勇気と希望を与えた被爆クス(※)二世の植樹なども将来的には行っていきたいと思っています。自然の豊かなこの大学で、より身近なところに平和の象徴である木を植えて、学生みんなの意識を高めてもらいたいという願いからです。

今回、「Peace Now! Nagasaki 2010」で得られたことはたくさんありました。実際に目で見て感じたことだけではなく、他大学との交流を通して、それぞれの平和への想いであったり、現在行っている平和活動の情報交換などたくさんあります。なので、ぜひとも来年以降も宮城教育大学からPeace Now! への参加を続けて教職員・学生の意識向上に向けて取り組みを続けていければなと考えています。そして宮城教育大学の平和活動がよりよいものになればよいと思います。

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※ 被爆クス:爆心地から800mにあったこのクスの木も被爆し、当時は草木が75年は生えないだろうと言われていました。しかし2年後には自らの力で回復し、その様子はこのクスの木の生命力のの強さを表しただけでなく、被爆者たちに「生きる希望」と「勇気」を与えたのです。


以下に載せるものは、現地で撮影した写真です。


ピースナウ写真1
これは「原爆落下中心碑」です。この地上500メートルで原爆がさく裂しました。この中心碑の下には原爆で亡くなられた方々の名前を納めた原爆殉難者名奉安があります。
そしてこの碑を中心に「死の同心円」と呼ばれるものが地面には描かれており、それは原爆投下以来、原爆症で日を追うごとに死者が増えていることを示しています。また、周りにある折り鶴は全国から贈られたものです。
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ピースナウ写真2
これは「旧長崎医科大学正門門柱」です。爆心地から約600mのところにあり、柱の重さは約3tです。それにもかかわらず、原爆の爆風で前方に9cm移動し、正面も10度傾きました。まさにこれは原爆の脅威をまざまざと伝えているものだと言えます。
また写真のように、フィールドワークでは長崎大学もしくは長崎県立大学の学生さんがグループリーダーとして先導し、班員に説明をするというような形でした。
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ピースナウ写真3
これは4日間を通して行われたグループ討論の写真です。10人程度のグループに分かれて討論しました。
討論では、フィールドワークで班のメンバーそれぞれが感じ考えたことなど、意見の交換を活発に行っていました。
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